iPhone標準モデルの星空撮影方法

iPhone標準モデルでも、設定とちょっとしたコツで満天の星を撮影できます。本記事では、標準モデルでの星空撮影手順やProモデルとの違いについて詳しく解説します。

iPhone標準モデルで星空を撮る手順

撮影手順はProモデルよりもシンプルです。 星空撮影は長時間露光になるため、ブレを防ぐことが最も重要です。三脚やスマホスタンドを使って、しっかりと固定しましょう。

カメラアプリを起動して設定を確認

カメラを起動したら、画面の上にある「∧」マークをタップして設定メニューを開きます。なお、保存される写真の形式は、基本的にJPEGかHEIFの2択です。ProモデルのようにRAW形式は選べませんが、JPEGかHEIFでも十分でありシンプルで分かりやすいのが標準モデルのメリットです。

(※保存形式は「設定」→「カメラ」→「フォーマット」から確認・変更できます)

画角を選び、「ナイトモード」をオンに

撮影する範囲(画角)は「.5」「1x」「2」から選べます。まずは基本の「1x」で試してみましょう。 次に、画面に表示されている月のマーク(ナイトモード)をタップします。

シャッター時間を最長にして撮影

目盛りを右端までスライドさせます。iPhoneが三脚にしっかり固定されていると、ナイトモードの撮影時間が30秒に自動的に設定されます。「30秒」に設定されていればシャッターボタンを押します。

iPhone Proモデルとの違い

通常モデルと価格差のあるProモデルでは星空写真でも違いは生じます。特に違いが出るのが、写真のザラつき(ノイズ)の処理です。以下がiPhone 16と16 Proで同じ時間、同じ場所から撮影した写真です。

iPhone 16シリーズでは、ノイズの少なさや微細な星の描写力においてProモデルが明らかに優位です。実際にどれくらい差があるのか、さらに編集によってその違いを小さくできるのかを以下の記事で徹底比較しています。

iPhone 16 vs 16 Pro:星空撮影性能比較

同様に以下がiPhone 15シリーズでの比較画像です。

ノイズ処理はProが有利なものの、それ以外は標準モデルも高い能力を発揮して一概に優劣がつけられませんでした。興味深い比較結果はこちらをご覧ください。

iPhone 15 vs 15 Pro:星空撮影性能比較

Proモデルでの詳細な撮影ガイドもご覧ください。豊富な作例とともに、さらに一歩進んだテクニックを紹介しています。

iPhoneで天の川・星空撮影の限界に挑戦 撮影完全ガイド

まとめ:標準モデルでも十分に星空は撮れる

iPhone標準モデルでは撮影方法はシンプルであり、三脚+ナイトモード+長時間露光で十分な星空撮影は可能です。このように、基本的な機能を組み合わせるだけで、iPhoneは素晴らしい天体撮影ツールになります。特別な知識や高価な機材は必要ありません。この記事を参考にぜひ星空撮影にチャレンジしてください。