iPhone 17 Pro vs iPhone 16 Pro:星空撮影性能を徹底比較

最新のiPhone 17 Proと、前モデルで星空撮影性能が大きく向上したiPhone 16 Pro。その実力にはどれほどの差があるのでしょうか?この記事では、両モデルで撮影した実際の写真を交えながら、星空撮影の性能を徹底的に比較・解説します。先に結論をお伝えすると、iPhone 17 ProとiPhone 16 Proの星空撮影性能に大きな差はなく、どちらも驚くほど高精細な写真を撮影可能です。しかし、細部を比較すると、画質にはわずかな違いが見られました。

なお、iPhoneでの星空撮影はiPhoneで天の川・星空撮影の限界に挑戦 撮影完全ガイドに記載していますので参考にしてください。

【比較1】天頂の星空|ノイズの少なさでiPhone 17 Proが優位か

まずは、両機種を地面に直接置いて、天頂(真上)の星空を撮影した写真で比較してみます。三脚を使わずに地面に置くことで、ブレを極限まで抑えた撮影が可能です。

【iPhone 17 Pro:広角レンズ】

【iPhone 16 Pro:広角レンズ】

どちらも非常に綺麗な星空が捉えられており、一見しただけではほとんど違いが分かりません。 さらに画質の違いを確かめるため、写真の一部を拡大して比較してみます。

【iPhone 17 Pro vs 16 Pro(拡大比較)】

ほぼ同じ部分を拡大しましたが、拡大するとその違いがはっきり分かります。

・iPhone 17 Pro: ノイズ(写真のザラつき)が非常に少なく、クリアで滑らかな画質です。

・iPhone 16 Pro: わずかなノイズが見られるものの、その分、微細な星までしっかりと描写しています。

とはいえ、これはあくまで極端に拡大した場合の話です。通常通りに写真を見る分には、どちらも非常にハイレベルな画質であり、大きな差は感じられないでしょう。

【比較2】アンドロメダ銀河|周辺光量と解像感

次に、写真の中心にアンドロメダ銀河を配置して撮影した作例で比較します(三脚を使用しています)。

【iPhone 17 Pro:広角レンズ】

【iPhone 16 Pro:広角レンズ】

こちらも全体的な印象は非常によく似ています。iPhone 17 Proの方が、写真の四隅まで均一に明るいように見えますが、決定的な違いとは言えません。 中心部に写るアンドロメダ銀河を拡大してみましょう。

【iPhone 17 Pro vs 16 Pro(アンドロメダ銀河の拡大比較)】

スマートフォンのカメラで撮影したとは思えないほど、アンドロメダ銀河の淡い光がはっきりと写し出されています。この比較では、どちらかのノイズが多い、あるいは写っている星の数が多いといった極端な差は見られませんでした。

写真の右上部分を拡大して、画像の周辺部の描写力をチェックします。

【iPhone 17 Pro vs 16 Pro(右隅の拡大比較)】

一眼カメラを使った本格的な星空撮影でも、レンズの特性上、画像の四隅では星が歪んで写ることがあります。しかし、iPhone 17 Pro、16 Proともに、周辺部でも星の形は綺麗な円形を保っており、非常に優れた光学性能を備えているか、あるいは高度なソフトウェア処理が行われていることがわかります。このカットでは、両モデルともノイズは少ないですが、iPhone 16 Proの方がより細かな星まで捉えられているように見えます。

【結論】iPhone 17 Proと16 Pro、どちらも星空撮影に最適。決め手は「滑らかさ」か「解像感」か

今回の検証では、iPhone 17 Proと16 Proの星空撮影性能は甲乙つけがたい、というのが正直な結論です。どちらのモデルも、天の川やアンドロメダ銀河を鮮明に写し出す、驚異的な能力を備えています。

あえて違いを挙げるならば、

  • iPhone 17 Pro: ノイズが少なく、滑らかでクリアな画質。
  • iPhone 16 Pro: ノイズはわずかに見られるが、微細な星まで捉える力は高い。

と言えるかもしれません。しかし、その差はごくわずかで拡大しなければわかりません。どちらの機種も、スマートフォンのレベルを遥かに超えた、美しい星空写真が手に入ることは間違いないでしょう。