【追記:iOS 26.5で改善確認】iPhone 17 星空撮影の重大なフォーカス問題を5台で検証

2026年5月16日追記:iOS 26.5でピンボケ問題の改善を確認しました。

本記事で指摘したiPhone 17無印の星空撮影時のフォーカス不安定問題について、2026年5月12日にリリースされたiOS 26.5アップデート後に再検証したところ、少なくとも筆者の環境ではピンボケは解消しました。

当時の検証結果自体は事実ですが、「ソフトウェア更新での改善は難しい」とした筆者の見立ては修正します。読者の皆さまに不安を与えた点について、お詫び申し上げます。

筆者は2025年10月4日、発売直後の段階でこの問題を本記事にて取り上げました。その後、国内外でも同様のフォーカス不安定問題が話題となり、筆者も追加で5台のiPhone 17を用いた検証を行いました。

なお、iOS 26.5による改善については、2026年5月16日時点では国内外で報告が見つかりません。本追記はあくまで筆者の検証環境における結果であり、すべてのiPhone 17で同じ結果になると断定するものではありません。

また、改善後の再検証では、iPhone 17無印が17 Pro以上に星空を細かく描写する場面も確認しました。この画質比較については今後、別記事で詳しく検証していきます。

iPhone 17無印 (iOS26.5)で撮影

この記事は、iPhone 17発売直後から筆者が確認していた、星空撮影時のフォーカス不安定問題について検証した記録です。

当初、iPhone 17無印で星空にピントが合わない現象が複数台で確認されました。そこで当サイトでは、新品のiPhone 17無印を5台用意し、iPhone 17 Pro、iPhone 16無印を加えた合計7台で比較検証を行いました。

なお、iOS 26.5アップデート後の再検証では、少なくとも筆者の環境において、このピンボケ問題は解消しています。そのため、本記事は「iOS 26.2〜26.2時点で確認された問題の記録」としてお読みください。

iPhone 17の作例

iPhone 17で撮影したこの写真。一見すると、綺麗に撮れているように見えるかもしれません。しかし、この一枚を得るまでには、実は星にピントが合わずに失敗したカットが何枚もありました。

なお、iPhoneでの星空撮影方法はiPhoneで天の川・星空撮影の限界に挑戦 撮影完全ガイドに詳細を記載しています。

話題となった「ピントが合わない」問題

Phone 17で撮影を行うと、星空にピントが合った写真を安定して撮ることが難しい場面がありました。

【iPhone 17で撮影】

上下の画像は、iPhone 17を三脚に完全に固定し、連続して撮影したものです。 設定や三脚の位置は一切変更しておらず、指一本触れていません。 にもかかわらず、1枚目の数秒後に撮影された2枚目では、ピントが大きく外れています。

このように、同じ環境であっても「運良く合うこともあれば、外れることもある」という再現性のない不安定さこそが、iPhone 17の抱える最大の問題でした。 海外のフォーラムやSNS上でも同様の報告が相次ぎ、議論が紛糾しています。しかし、その多くはユーザーごとの体験談に留まり、「たまたまハズレ個体を引いたのではないか?」という疑念を払拭できるような、客観的かつ大規模な検証は行われていませんでした。

そこで当サイトでは、この現象の正体を突き止めるべく、新品のiPhone17 5台を用意して一斉検証を行いました。

徹底検証:iOS 26.2時点でiPhone 17「5台」を含む計7台での一斉テスト

「たまたま製造ロットが悪かったのではないか?」 その可能性を完全に排除するため、今回の検証では製造時期や購入経路、容量の異なるiPhone 17(無印)を計5台用意しました。

これに比較基準となる iPhone 17 Pro と iPhone 16(無印) を1台ずつ加え、合計7台での同時検証を行っています。

iPhone 17 A (256GB): 2025年12月 Amazonで購入

iPhone 17 B (256GB): 2025年12月 Apple Storeオンラインで購入

iPhone 17 C (512GB): 2025年12月 Apple Storeオンラインで購入

iPhone 17 D (512GB): 2025年12月 Apple Storeオンラインで購入

iPhone 17 E (256GB): 発売直後の2025年9月 Apple Storeオンラインで購入

比較用: iPhone 17 Pro / iPhone 16 条件を公平にするため、OSは全機種 iOS 26.2 に統一。 すべて三脚に固定し、特定の星ではなく「星空全体にオートフォーカスが合うか」のみに焦点を絞り、ひたすらシャッターを切りました。

【判定基準】 撮影した画像は、以下の3段階で分類・カウントしました。

◎ 完全一致: 星の輪郭がはっきりしており、目立ったぼやけやにじみが見られない

△ 許容範囲: わずかに甘いが、スマホ画面で見る分には実用レベル

× ピンボケ: 星が大きくにじみ、写真として明らかに失敗

検証結果

機種◎ 完全一致△ 許容× ピンボケ合計枚数
iPhone 16780078
iPhone 17 Pro790079
iPhone 17 A13115781
iPhone 17 B15114874
iPhone 17 C13125378
iPhone 17 D1176280
iPhone 17 E736777

※各機種の合計枚数のバラつきは、シャッターミスなど、検証の本質と無関係な人為的なエラーを除外した結果です。

検証結果の画像例です。

この例では、iPhone 16とiPhone 17 Proを「◎」、iPhone 17 Bを「△」、それ以外を「×」として分類しています。なお「×」に分類された端末でも、ボケの大きさや像の崩れ方に差が見られます。とくにiPhone 17 Eは崩れ方が目立っています。

当時の考察:iOS 26.2時点では個体差ではなく制御上の問題に見えた

1. iPhone 16は「一度も外さない」。17で起きた明らかな退化

今回の検証結果が突きつけた事実はあまりに残酷でした。まず、比較対象であるiPhone 16(無印)の結果です。iPhone 17と同じiOS 26.2を搭載し、同じ三脚、同じ空に向けてシャッターを切りましたが、iPhone 16は78枚中78枚、一度たりともピントを外しませんでした。 前モデルでは「当たり前」にできていたことが、最新モデルでは「ほぼできない」。「撮影条件が悪かった」「OSのバグかもしれない」といった可能性は同じ条件で完璧に仕事をこなした iPhone 16 の存在によって、ほぼ否定されます。少なくとも星空撮影に関しては、これは“進化”ではなく、基本性能の明確な退化と言わざるを得ません。

2. 5台すべて不合格が意味する「構造的な欠陥」

購入時期や経路、容量を変えた5台すべてにおいて、iOS 26.2時点ではピント迷走が発生しました。この結果から、当時は単なる外れ個体ではなく、iPhone 17無印に共通するカメラ制御上の問題、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせによる問題である可能性が高いと考えました。

ただし、その後iOS 26.5で再検証したところ、少なくとも筆者の環境ではピンボケ問題は解消しています。そのため、当初の「構造的な欠陥」という見立ては修正し、現時点ではソフトウェア制御によって改善可能な問題だった可能性が高いと考えています。

3. 撮影現場で感じた「初期ロット」の異様なボケ方

なかでも強く触れておきたいのが、発売直後に購入した「初期ロット(端末E)」の惨状です。 今回の検証中、シャッターを切るたびにプレビュー画面で画像を確認していました。その際、12月購入分(端末A〜D)と比べて初期ロットだけは「何枚撮っても、絶望的にボケている」という印象が突出していました。実際の集計データを見ても、初期ロットの成功率はわずか約9%(7/77枚)。 しかし、現場で感じた「撮れない」という手応えは、この数字以上に深刻なものでした。

4. 当時はソフトウェア更新での改善は難しいと考えていたが、iOS 26.5で見立てを修正

発売から数か月間、iOSがリリースされる度に検証を続けており、特に初期ロットの挙動に明確な改善は確認できませんでした。 そのため当時は、ソフトウェア更新だけでの改善は難しい可能性があると判断していました。 しかし、iOS 26.5アップデート後に再検証したところ、少なくとも筆者の環境では、以前のような星空撮影時のピンボケは確認されませんでした。 この結果を踏まえ、当初の「ソフトウェア更新での改善は見込み薄」という見立ては修正します。

当時の作例:ピントが甘い場合の描写

以下は、iOS 26.2時点でピントが甘くなった作例です。
当時は、軽いピンボケであれば星が大きく写り、迫力のある表現として見られる場面もありました。

【iPhone 17】

【iPhone 17 Pro】

ただし、天の川のように細かなディテールが重要な被写体では、ピントの甘さが写真全体の解像感を大きく損ないます。

【iPhone 17】

【iPhone 17 Pro】

iOS 26.2時点でピントが甘くなった作例では、天の川のディテールが滲み、写真全体の解像感が損なわれました。

そのため当時は、iPhone 17無印で天の川を安定して撮影するのは難しいと判断していました。

しかし、iOS 26.5後の再検証では、フォーカス問題が解消しただけでなく、天の川のディテールが良好に残る場面も確認しています。この画質比較については、別記事で詳しく検証します。

iOS 26.5で追加検証:初期ロットでもピンボケは再現せず

本記事の初回検証後、iOS 26.5が配信されたため、発売直後に購入した初期ロットのiPhone 17を使って、同じ星空撮影条件で追加検証を行いました。 検証は2026年5月に行い、撮影時の気温は最初に問題を確認した2025年9月末の夜間とほぼ同程度でした。そのため、今回の結果は気温だけでは説明しにくいと考えています。 今回の追加検証では、以下の構図で複数枚撮影しました。

星だけの構図

天の川を中心に入れた構図

天の川と前景を含めた構図

その結果、これまでピンボケが多発していた同じ初期ロットのiPhone 17でも、iOS 26.5ではいずれの構図でも数十枚撮影して明確なピント外れは一枚も確認されませんでした。

少なくとも筆者の環境では、iOS 26.5によって星空撮影時のオートフォーカス挙動が改善した可能性が高いと考えています。

補足として、iPhone 17eについても星空撮影時のピンボケを確認していましたが、iOS 26.5適用後に同様の星空条件で参考撮影を行いました。その結果、今回の撮影範囲では一度も明確なピント外れは確認されませんでした。

ただし、iPhone 17eについては本記事の5台比較と同じ条件・枚数での厳密な検証ではないため、参考結果として扱います。

まとめ:iOS 26.5で見立てを修正。iPhone 17無印の星空撮影は再評価が必要

iOS 26.2時点で行った5台検証では、iPhone 17無印の星空撮影において、非常に高い頻度でピンボケが発生しました。 同じ条件で撮影したiPhone 16無印とiPhone 17 Proではピント外れが発生しなかったため、当時はiPhone 17無印に共通する構造的な問題、またはソフトウェア更新だけでは解消しにくい問題である可能性が高いと判断しました。

しかし、iOS 26.5アップデート後に、発売直後に購入した同じ初期ロットのiPhone 17無印で再検証したところ、少なくとも筆者の環境では、以前のような明確なピンボケ問題は確認されませんでした。 そのため、本記事で述べていた「ソフトウェア更新での改善は難しい」「構造的な限界である可能性が高い」という見立ては修正します。

一方で、今回の再検証は筆者所有の端末と撮影環境における結果であり、すべてのiPhone 17無印で同様に改善していると断定するものではありません。また、iOS 26.2時点(12月)の5台検証と同じような低温環境でも、iOS 26.5後に改善傾向が維持されるかどうかは現時点では不明です。 なお、iOS 26.5による星空撮影時のフォーカス改善については、現時点では国内外で明確な報告が見つかっていません。本記事の追記は、あくまで筆者の検証環境における結果です。今後、追加検証や他ユーザーからの報告が確認できれば、改めて追記します。